旧被服支廠の保全を願う懇談会について
被爆の実相の継承に努め、旧陸軍被服支廠をはじめとする被爆建物の保全のため、様々な啓発活動行うことを目的に、2014年3月に発足しました。学徒動員中に、ここで被爆した中西巌さんが初代の代表を務めています。
2014年8月1日に、公式ホームページを開設しました。2023年8月16日、中西代表が逝去しました。
新着情報
- 2014/10/30
- 「旧陸軍被服支廠」が「ひろしまたてものがたり」ベスト30選に入りました
- 2019/02/03
- 杉浦圭子さん(NHK広島放送局)をおむかえして講演会を開催しました
- 2020/02/02
- 三浦正幸先生をおむかえして緊急講演会を開催しました
- 2020/03/01
- 「旧被服支廠の被爆体験記」を発行
- 2020/07/24
- 出原恵三さんをおむかえして講演会を開催しました
- 2020/12/01
- 写真展「旧被服支廠の記憶」を開催。12月5日〜12日、広島市まちづくり市民交流プラザ1階
- 2021/05/04
- 「ピース・ウォーク」を開催しました
- 2021/12/26
- 「みんなで考えよう!旧陸軍被服支廠倉庫の利活用 part2」を開催しました
旧被服支廠とは
広島市南区にある比治山の南に、広島県立広島工業高等学校と広島県立広島皆実高等学校のある広い街区があります。ここが広島陸軍被服支廠の跡地です。いまも、その南西には、500メートルも続く赤レンガの元倉庫4棟が建っています。被爆直後は救護所としても使われました。峠三吉氏の詩の舞台でもある貴重な被爆建物ですが、現在、使用されておらず、3棟を所有する広島県は、解体の方針を出しています。懇談会では、これに対して、再検討を要望する署名活動を行い、3月までに9130筆の署名を広島県に提出しました。
全棟保存を要望する署名にご協力をありがとうございました。
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全棟保存を訴えるための募金活動を開始しました。募金の振込先は、
ゆうちょ銀行からは 記号15150 番号 60149101 キュウヒフクシショウノホゼンヲネガウコンダンカイ
普通の銀行からは ゆうちょ銀行 店名五一八 店番518 普通預金 6014910 キュウヒフクシショウノホゼンヲネガウコンダンカイ
旧被服支廠の保全を願う懇談会では、旧被服支廠における被爆の実相を伝えるため、被爆者の手記を中心とする「赤レンガ倉庫は語り継ぐ ―旧広島陸軍被服支廠被爆証言集―」を出版しました。A4判約150ページ。500部を印刷。この被爆証言集は、全国の都道府県立図書館、広島平和記念資料館等でご覧いただけます。
原爆の爆風で曲がった鉄製の雨戸(撮影:橋本秀夫氏)1995年頃
旧被服支廠赤レンガ倉庫の保存を求める要望書を広島県に手渡す中西代表(右) 令和元年12月2日